悲しい年明け
2024年が明けたと思った途端、能登の大地震、そして翌日の日航機と海保機の衝突事故。
本当に悲しい気持ちでいっぱいです。
富山出身で、幼い頃父の都合で石川にも住んだことのある私にとって、今回大きな被害をうけた珠洲も輪島も、思い出の場所。本当に、言葉になりません。大切なご家族や家を失われた方たちに、何とお声かけしていいのでしょうか。ただただ、
もうこれ以上、大きな地震が来ないように祈るだけです。
また、1月2日の事故で亡くなられた海保の職員の皆さまにも感謝するばかりです。被災地へ物資を届けるという、大きな任務を果たそうとしてくださっていて・・・。
そして、本日記事にしようと思ったのは、この1月2日という日のことです。
1月2日は水星の逆行が終わった日
地球から見て、他の天体が逆に動くように見える「逆行」という現象は、もう多くの方が見聞きしたことがおありだと思います。ざっというと、逆行期間は、見直しの時期。自分と向き合うのにいい時でもあります。
特に有名なのは、水星の逆行ではないでしょうか。水星の逆行の時は、コミュニケ-ション、交通機関、パソコン、携帯など通信機器に関する障害が起こりやすいというのも、よくご存じだと思います。
2023年最後の水星の逆行は、12月13日から2024年1月2日まで。山羊座から射手座にもどる逆行でした。
実は、これまで私は水星の逆行を軽視していました。コミュニケーションの行き違い、交通機関の乱れ、通信機器の故障・・・まあ、困るけれども、何とかなる事柄・・・。そんな風に思って・・・。
それを今、つくづく反省しています。
小さな意思疎通の齟齬が、悲しい事態を引き起こす事があることを、1月2日の羽田での事故で思い知らされたからです。
まだ、何が事故の原因だったかは明らかにされていません。なので、私なんかがあれこれ考えるなんておこがましい。ただ、これまでの報道の内容を考えると、海保機、管制官、日航機に、必要な情報が共有されていなかったことが、大きな原因だったように思えます。
おどかすつもりは全くありません。ただ、そう思った時、やはり逆行、しかも、逆行から順行に戻る時=留(ステーション)を軽く見てはいけないと、つくづく考えを改めさせられたのです。(占星術的に言えば、今回、逆行が終わったのが、射手座という早合点の特徴ももつサインであったことも、意思疎通に関して影響があったと言えるのかもしれません。)
そして、もしかしたら、逆行期間より、留(ステーション)の期間のほうが、本当はもっと気をつけたほうがいいかもしれない…と感じたのです。なので、それをお伝えしたくて、この記事を書いています。
留(ステーション)とは?
留(ステーション)というのは、簡単にいうと逆行の前後に、天体が止まって見える現象のこと。
天体は順行から逆行に変わったり、逆行から順行に変わる時、突然回れ右をして方向を変えるわけではありません。何日かかけてスピードを落とし、やがて動きが止まったように見える状態になります。
これが留(ステーション)です。
逆行前の留(ステーション)は、いわばウォーミングアップ期間、逆行後の留(ステーション)は、クールダウンといった感じでしょうか。どちらも、いろいろ慎重に過ごしたい期間ではありますが、
特に逆行が始まる日、逆行から順行に戻る日は、エネルギーの方向ががらっと変わるので、大きな影響があるといえます。
そして、最も影響が大きいのは、逆行から順行に切り替わる日だと言われます。
これを手術に例える占星術師さんもいらっしゃいます。
『手術中、麻酔している期間が逆行期間だとしたら、麻酔から覚めた直後が、逆行から順行にもどった日。頭はまだ混乱しているし、術後の痛みを最もひどく感じる。』
確かに、術後の麻酔が切れた後の痛みはマックス…。そう考えると、天体が逆行から順行に戻る時は、より慎重に過ごしたほうがいいというのもうなずけます。
さて、それぞれの天体が留(ステーション)の時に起こりやすいこととは、何でしょうか。
それぞれの留(ステーション)期間に起こりやすいこと
1・水星 *コミュニケーション不足 *約束を忘れる *判断力が鈍る
2・金星 *自分に自信が持てない *金銭詐欺にひっかかる *上辺にだまされる
*愛情表現が空回り
3・火星 *怒りっぽくなる *過剰なやる気 *過度な競争心
4・木星 *独りよがりになりがち *過剰出費 *度が過ぎた楽観主義
5・土星 *計画の挫折 *責任転嫁 *物事の管理ができなくなる *頼りにしていた人や組織があてにできなくなる
6・天王星 *全てに反抗的な気持ちになる *権威に抵抗したくなる *孤独感に苛まれる
7・海王星 *自己犠牲が過ぎる *実現不可能な夢にこだわる *お酒などに溺れがち
8・冥王星 *嫉妬心や所有欲が過度になる *極端な考え方になる *気持ちの落ち込み
*人の秘密がとても気になる
以上は、それぞれの天体が留(ステーション)のときに、起こりやすいことの1例です。
留(ステーション)の期間には、個人だけではなく、社会にも影響があるといわれます。政治的スキャンダルが明るみになったり、災害などのタイミングだったり・・・。
社会の大きな動きは、私達個人が何とかできるものではないかもしれません。けれど、留、特に逆行から順行に切り替わる日を、知って気をつけようと意識しておけば、災難をかわすことが可能になるのではないかと思います。次に、2024年の、天体が逆行から順行に切り替わる日をリストアップします。参考にしてみてください。
【2024年、特に気をつけたい日:逆行が終わる日】
2024年、金星は逆行しません。
また、火星・木星は逆行しますが、2024年中に逆行から順行に戻りません。
水星の逆行が終わる日…1月2日、4月25日、8月29日、12月16日
土星の逆行が終わる日…11月15日
天王星の逆行が終わる日…1月27日
海王星の逆行が終わる日…12月8日
冥王星の逆行が終わる日…10月12日
*逆行が終わる前後3日間ほど気をつけたほうがいいように思います。
天王星の逆行が終わるのはもうすぐですね。
1月27日前後は、何となく誰からもわかってもらえないなど、孤独感に絶望したくなったりするかもしれません。でも、私達は1人ではない。助けを求めていいということを、忘れないでおきたいと思います。
留の期間をうまく乗り越えられ、皆さまに幸が沢山ふりそそぎますように✴
お読みくださり、ありがとうございました。