満月は月と太陽が正反対の位置
9月の満月(21日8時54分)は魚座28度で起きます。対応するサビアンシンボルは「プリズム」。
ところで、満月というのは、月と太陽が180度の角度を取る時に起ります。つまり、満月では月と太陽が正反対の位置にあります。
これを占星術的に考えると、顕在意識を表す太陽と無意識を表す月が正反対にあるので、満月の時期には「自分自身の内面を客観的に見ることができる」と解釈することができます。ですから、この時期は、新月から取り組んで来た事に対して客観的に成果を見極めたり、自分の本当の気持ちを捉え直すいい機会だとも言えます。
さて、今月の満月において、月の正反対側にある太陽は乙女座28度。対応するサビアンシンボルは、「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」。
今月の満月における、月と太陽のサビアンシンボルから得られるのは、太陽のエネルギーが、月のプリズムに通され、分散されていくイメージです。
今月の満月の太陽は、「事実から真実をつかもうとするエネルギー」に満ちています。けれど、そのエネルギーは、月という自分の感情や無意識というプリズムに通され、7つの光に分かれます。
ここで必要なのは、分かれたそれぞれの光にあぶり出された客観的事実を取捨選択すること。そして、自分にとって大切な客観的事実を統合させて、新しい世界観や認識を作り上げていくこと、です。
つまり、次の新月までの2週間、大切なのは「分析と統合」を意識することです。
もし、何か問題が起きたら、人間関係も仕事も全てまず細かく分析しましょう。自分以外の別の人になったつもりで、出来事を違う角度から検証することも大切です。すると、それまで見えていなかったことが見えてきます。
例えば、貴方の言動が他の人には祝福と受け止められたり、他の人には重荷でしかなかったり。また、貴方が傷ついたつらい出来事には、実は貴方を励まそうとする意図が隠れていたり。
そして、自分にとって必要な客観的事実を統合して、組み立てていきましょう。すると、新しい世界が見えてきます。そこには、貴方にとって心地よい居場所があります。
月と太陽を調和する冥王星
最初にお伝えした通り、満月を形成するのは180度の角度(オポジション)をとる月と太陽です。そこに、今月は変容の冥王星(しかも逆行中)が調停のアスペクトをとっています。
そこには、どんな意味があるのでしょうか。
太陽と120度、月と60度の角度を取る変容の冥王星は、山羊座の24度。サビアンシンボルは「東洋の布を扱う商人」。これは「異質な物、目新しい物を取り入れて新たに活力を得る」という意味になります。つまり、冥王星が「異質な物、目新しい物を取り入れることで、貴方は大きく変容できる」と言っています。
もちろん、今の自分で満足している人は、そのままでOK! ただ、もし自分が変わることで、自分の目標が達成しやすくなったり、運命を切り開けるのではないかと考えている人がいたら、変わるチャンス到来、と考えてみてください。
ポイントは「異質な物、目新しい物」を取り入れることです。
例えば、今の自分に満足できず、転職を考えているとき、普通は今までのキャリアをステップアップさせる方向で職探しをする人が多いでしょう。けれど、そこに「異質な物・目新しい物」を取り入れてみるのです。今まで、「売る」仕事をしていた人は、「作る」や「買う」仕事についてみる。これまで、考えてみなかったことにチャレンジしてみることで、思いもよらない新しい自分や未来に出逢えます。
冥王星が貴方の顕在意識を表す太陽を創造的でスムーズな流れに乗せ(120度のアスペクト)、無意識や感情を表す月も援助(60度のアスペクト)してくれているので、貴方が一旦こうと決めたら、徹底的に目標に向かってチャレンジできるよう後押ししてくれます。
是非、この冥王星のパワーも活用して、新しい自分を創造してみてください。
幸運の鍵を表すPOF(パートオブフォーチュン)
幸運の鍵を表すPOFは牡牛の9度。サビアンシンボルは「赤十字の看護師」。
『思いやり』を持つことで、運命も貴方に味方!するというメッセージです。誰かを大切にできる人には、不思議と幸運が集まるもの。と言っても、過度な自己犠牲は必要ありません。できる範囲でいいのです。
「たいしたことはできないけど、ちょっとだけお手伝いしよう」とか、「ああ、あの人は元気かな。連絡してみよう」・・・。その気持ちで十分です。思いやりのエネルギーに大小はありません。それに、誰かを大切に思えるとき、私たちは自分自身をも大切にしているのです。誰かに思いやりの気持ちを持てる時、私たちは無意識のうちに自分を誇りに思い、正しく自己肯定しているのです。
9月の満月の開運ポイントのまとめ
*客観的に事実を分析し検証することが大切。特に、他の人になったつもりで物事をながめると今まで気づかなかったことが見えてくる。
*自分にとって必要な、客観的事実を残し、あとは手放す。例:職場のBさんはいろいろ教えてくれるが、ゴシップも多い。先日も「Aさんが貴方の噂をしていたわよ」とBさんに言われた(客観的事実)。しかし、本当にAさんが貴方の噂話をしていたかはわからない。→ 「BさんがAさんについて貴方に話をしてくれた」という事実は手放していい。それはこだわる価値のない事実なので。
*そして、自分にとって大切な客観的事実を統合させて、新しい世界観や認識を作り上げていく。 例:「Bさんはいろいろ情報をもたらしてくれるけれど、自分にとって有意義な情報とは限らない」→Bさんの話をひとつひとつ真に受ける必要はないという新しい認識。
*自分を変えたいと思うなら、異質な物、目新しい物を取り入れてみる。
*できる範囲で、誰かを大切に思う。思いやりを持つ。
太陽星座別、特に大切に思いをかけてあげたい人
次に、この期間、特に大切に思いをかけてあげたい人を、太陽星座別にまとめました。その方たちを大切に思うことで、貴方の心は豊かに輝きます
♈過去の自分。特に傷ついたり苦しかった頃の自分を心からいたわり、頑張ってくれたことに感謝
♉今の自分。この瞬間もこの世界に生きていること、それだけでも素晴らしいと、褒め称える
♊亡くなった人。その人との大切な思い出を静かに思い返す。今は会えないけれど、心で繋がれる。♋ネットでやりとりをする仲間。あるいは、貴方が応援している動画やブログの運営者さんにエールを送る。
♌目上の人。親類の集まりや職場、電車やバスで出会う目上の人達に敬意を払う。
♍遠くにいる人。普段中々会えない遠方にすむ家族や友人、知人に連絡を取る。
♎苦手な人。本当はあまり関わりを持ちたくない人。でも、思いきって声をかけてみると印象が変わる。
♏パートナー。結婚やビジネスのパートナーを大切に。信頼関係をより強固にできます。
♐職場・ボラ仲間。同じ目的を持った仲間との絆を深めるいいチャンス。
♑趣味の仲間。仲間と切磋琢磨し互いに高め合える関係を構築できる。
♒家族。家族だからこそ、優先順位が低い場合も。けど、家族だからこそ、心から許し支え合えます。
♓身近な人。ご近所の人、学校の先輩、後輩、友人…。その人がいてくれるから自分の居場所がある。そのことに感謝。
日が短くなり、だいぶ秋めいてきました。体調に気をつけて、素敵な満月期をおすごしください。(最近、食欲が増加…。満月期は、ダイエットにも最適です!)