250年ぶり&15年ぶりの、冥王星の変化
今日は2023年3月24日。
占星術の世界では、もう数年前からこの日が重要な日になるといわれてきました。
大きな変容を世界にもたらすといわれる冥王星が水瓶座に入る日だからです。
2020年12月に、大きな話題になったグレートコンジャンクション(グレコン)。
グレコンは、木星と土星が重なったように見える20年に一度のイベントです。
2020年は、その現象が水瓶座でおこりました。
実はそれまでの約200年間は、グレコンは地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)で起きていました。
それが、2020年を境に、グレコンは風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)で起きるように変化したのです。
そうです、それが風の時代の到来、でした。
けれど、一方で「本当の風の時代の始まりは、2023年3月に冥王星が水瓶座に移るとき」、そういう認識も、占星術の世界ではありました。
冥王星は、太陽からとても遠くにある天体です。
太陽を一回りするのに約250年かかります。
なので、同じ星座にもどってくるのにも約250年かかるのです。
そして、12の星座のうち、ひとつの星座に滞在する期間は、12~32年。軌道が楕円形なので差があります。
つまり、今日冥王星が水瓶座にもどってきたのは、約250年ぶりのこと。

以前、冥王星が水瓶座に移動したのは1770年代。
アメリカの独立戦争やフランス革命、イギリスの産業革命などが起きた時代です。
また、冥王星が星座を移動したのは約15年ぶりです。
2008年から2023年まで、冥王星は山羊座にありました。
今後は2044年まで水瓶座に滞在します。
(ただ、冥王星は毎年逆行をくりかえすので、しばらくは山羊座と水瓶座をいったりきたりします。)
250年ぶり、15年ぶり・・・つまり今日は、冥王星に大きな変化があった節目の日。
当然占星術的に、大きな意味を持つ日だったわけです。
大いなる変容をもたらす冥王星
冥王星は、そのとき滞在する星座が象徴する事柄について、大いなる変容をもたらすといわれます。
なので、今後2044年までは、水瓶座が象徴する事柄、自由、独創的、改革、友愛。平等、世界平和、科学、IT関係などに関して変化が起こっていくと考えられます。
気がついた、ら何かが大きく変わっていたという感じになると思います。
ちなみに、2008年から2023年までは、山羊座的なことを冥王星が変えていきました。
山羊座が象徴するのは、組織、社会構造、権威、リーダーシップ、不動産など。
2008年にはリーマンショック、2011年には東日本大震災、2020年からはコロナ感染症、2022年はロシア・ウクライナ紛争、安倍元首相の襲撃事件、激しい物価高・・・・。
これらの出来事は、私達の価値観を大きく変えたように思います。
大きな企業に勤めることが、安泰なわけではないということ。
社会の仕組みや国家のリーダー達への不信感。
オンラインで働く環境が整い始め、都会に不動産を持つ必要が薄れたり・・・。
山羊座的なものの在り方が、大きく変わっていったように思います。
そして、今日から始まった新たな、冥王星水瓶座時代。
私達はどんな変化を経験することになるのでしょうか。(その考察はまた後日に)
宇宙はシンクロする
ところで、今日、宇宙はやはりシンクロしていると強く感じた事がありました。
2023年3月24日、太陽から見ると地球は天秤座2度の位置にあります。
西洋占星術は、大きくわけて2つあります。
一般的なのは、地球から見た太陽・月・その他の天体の位置を読み解くもの。
もうひとつが、太陽から見た天体の位置を読み解くもの。地球も天体のひとつ。
太陽から見た地球の位置で、その人が生まれてきた理由を見たりします。
私は毎日、太陽から見て地球がどの星座の何度の位置にあるかを見て、サビアンシンボルを出しています。サビアンシンボルは、星座の度数一つ一つに割り当てられた、言葉やフレーズです。
このサビアンシンボルを使って、その日の宇宙からのメッセージを読み取っています。
今日、3月24日、地球は天秤座の2度にあり、対応するサビアンシンボルは次の通りでした。
「新しい日の夜明け、全てが変わった」
どきっとしました。
冥王星が、水瓶座に移動する日にぴったりのフレーズではないでしょうか。
「目に見える変化はまだなくても、今日は世界が大きく変わる新しい時代の幕開けだった」・・・まさにその通り、そんな気がしました。
そして、さらにマヤ暦占星術においても、今日は黒キンと極性キンという、非常にエネルギーが強い日が重なる特殊な日なのです。
マヤ暦では260日が1つのサイクル。
そのうち、黒キンと極性キンが重なるのは、たったの2日だけです。
黒キンも、極性キン、どちらも強いエネルギーが流れる日ですが、とくに極性キンの日は「1つのことを極めるとよい日」。
冥王星も、徹底的に極めるという性質があるので、まさに極性キン=冥王星の日といってもいいのではないでしょうか。
今までも、新月や満月の日に、その時の星読みとサビアンシンボル、マヤ暦のメッセージがシンクロしてどきっとしたことはあります。
が、今日ほど、驚いたことはありませんでした。すごいシンクロだと感じました。
なんだか、これから起こる様々な変化に対して、自分を信じて覚悟を持って対処していきなさいと、そう宇宙から言われている気もしました。
ところで、今日冥王星が水瓶座に入ったように見えたのは、地球から見た時のことです。
太陽から見て冥王星が水瓶座に入るのは、もう少し先の2024年1月23日。

それ以降は、冥王星の変容の力をもっとはっきり感じられるようになってくるように思います。
その時までに、変化の中にあって自分がこれからどう生きていきたいか、何を優先していきたいか、じっくり考えておくのもいいですね。
宇宙の意志を感じた、今日のシンクロについてでした。
お読みくださり、ありがとうございました。