レクティファイというのは、星読みの技術のひとつです。出生時間がわからない場合、その方の人生の流れや見た感じの雰囲気などなどから、その方の生まれた時刻を割り出すというものです。なかなか難しい技術です。
ただ、ご自分の生まれた時刻がはっきりしないという場合はとっても多いです。特に私たちの世代は、親が母子手帳をなくしたりしていることが多いと思います。それに、親に聞いても、出生時刻をはっきり覚えていることは少ないと思います。
でも、自分が子どもを産むまでは、「母親なのに自分の子どもを産んだ時間も覚えていないなんて！」と冷たく思っていました。けれど、自分が実際産んでみると、産むことに必死で、何時に産んだのかなんて記憶にありませんでした。痛みに耐えるのに必死で、今が夜なのか夜明けなのかもわからない。夫もそうだと思います。おろおろして。
私も、親からは「夜9時前後から10時の間」に生まれたとだけ。
それでも、まあある程度しぼられます。まずは、夜8時半から10時まで10分刻みにホロスコープを作りました。そこから絞り、どうやら9時10分から9時半までの間のようだと。そこからは、さらに5分刻みでホロスコープ作成。そこで、さらに9時10分から20分まで2分おきに。部屋中がホロスコープだらけ。そこで、しぼりこんだのが、9時12分か、9時20分。どっちかなあ。
まあ、この程度の違い、星を読むのに、どっちでも支障はありません。
と、その翌日、ある講座を受けていたとき、その星読みの先生にレクティファイをしたことを話したら、「好きな方選んでいいんです」と。
目から鱗…でした。
「好きなホロスコープでオッケー。自分が選んだものが自分の運命なんです」
なんだか、すごくいい言葉だなあと思いました。
「自分で選んだものが自分の運命」
で、迷わず、「午後9時12分生まれ」を選んだ私です。 なぜか？
午後9時12分だと、ICに、海王星がのっかるのです。ちょうどきれいに。
その先生が、前に、午後9時半で作った私のホロスコープを見て、「senjuさんの海王星、ICにくっついるから、星読みとか、まさにぴったりですね！」とおっしゃってくださったのです。ふふふ。それで、気をよくして、海王星がICにちょうどのっかる時刻を、選んだというわけです。
自分で運命は選べる、のですね！
