その日、星の配置はどうだったのか?
皆さんはペットを飼っていらっしゃいますか?
我が家には現在、5ヶ月になる子猫がいます。
その大きな琥珀色の目から、上の娘が「琥珀」と名付けました。
琥珀がうちに来たのは昨年の大晦日の夜。いまから約2ヶ月半ほど前です。
けれど、私たちが猫を飼うことになるとは、大晦日当日の夕方まで、誰も想像だにしていませんでした。
下の娘がずっと、猫がほしいと言い続けていたものの、それまで金魚くらいしか飼ったことのない我が家。
なので、猫や犬などは絶対お世話ができないと思っていました。
ところが!
元旦に飾るお花を買い忘れていたことに気づき、大晦日の夕方、あわてて家族でショッピングモールに出かけたのですが・・・。
なぜか帰りは、子猫と一緒でした!
偶然そのモールにペットショップがあり、「ちょっとだけ見に行こうか」と立ち寄ったのが、まさかの・・・。
運命の出会いだったのか、娘たちも夫も一匹の子猫に一目惚れ。
それが、「琥珀」でした。2ヶ月のスコティッシュフォールドの女の子。
正直にいうと私もひかれるものがありました…。
そして、それからはや2ヶ月半。
すっかり琥珀も我が家になじみ、大切な家族の一員となって元気に過ごしています。
そして、私自身、自分がこんなにペットを愛しく思うようになるとは思ってもみませんでした。
家族の中で琥珀と過ごす時間が一番長いのは私。
琥珀と一緒に遊ぶ時間が長いのも私です。
なので、琥珀が来て以来、ちょっと忙しくなりました。
ブログの更新も1月2月は、ほとんどできませんでした・・。
(ペットを言い訳にするな!ですが・・・。)
ペットを飼うというのは、命を預かること。
けれど、餌をあげて身の回りを世話するだけでは不十分。
なぜかというと、ペットにも感情があるから。
お恥ずかしながら、そのことを深く考えていませんでした。
もちろん、ペットにも嬉しい、嫌だ・・・というような感情があるのは知っていました。
けれど、実際に飼ってみると、かまってやれないときは、淋しそうにするし、退屈になると遊んでよ~と足元にきて、ぺちぺち脚をたたいたり。隠れん坊のときは、わたしをわざと驚かそうと突然わっととびかかる真似をしてみたり・・・。
留守にして帰ってきたら、ケージの中で嬉しそうに鳴いたり・・・。
人間の子どもみたいだなあと思います。
ペットにもこんなに豊かな感情があるなんて、知りませんでした。
身体や健康のことだけではなく、気持ちも大切にしてやりたいなと思います
一緒に遊んであげる時間もとても大切だと感じている次第です。
以前は、猫にさわったりするのもおっかなびっくりでしたが、今では随分変わりました。
つくづく思います。
昨年の大晦日に琥珀と出会ったことは、我が家にとっても私にとっても、全く予想外のものすごく大きな事件(!)だったと。
前置きが長くなりました(汗)
実はちょっと前から、気になりだしたのです。
琥珀と出会ったことが、自分のホロスコープや星の動きにもあらわれていたのではないかと。
自分に起きたこの大きな変化が、ホロスコープや星の動きと何か関係性があったのではないかと。
そこで、琥珀と出会った日、昨年大晦日の星の配置(大晦日のトランジット)と、私の生まれたとき(ネイタル)のホロスコープを見比べてみました。

トランジットというのは、特定の日時の星の配置です。
トランジット(特定の日時の星の配置)と、ネイタルのホロスコープ(生まれた日時の星の配置)を比べてみると、その時、自分は星の影響を受けやすいとか、星の影響で何か大きな出来事が自分に起こりきやすいといったことがわかります。
そこで、昨年大晦日のトランジットと自分のネイタルホロスコープを見比べてみたところ・・・
やはりいくつか興味深い点がありました!
トランジット(ある特定の日時の天体の配置)とネイタルのホロスコープ(その人が生まれた日時の天体の配置)の星が関係を結ぶとき、やはり何らかの変化や影響が起きるんだなあと、改めて感じました!
気がついた点は次の通りです。
- トランジットの木星・土星が水瓶座にあり、ネイタルの6室(ペットに関連するハウス)を刺激していた。
- トランジットの冥王星が山羊座にあり、「5度前ルール」を適用すると6ハウスに入るネイタルの火星とほぼ重なっていた(コンジャンクション)。
*5度前ルール・・・あるハウスの始まりの手前5度以内にある天体は、実際に滞在しているハウスの次のハウスに入っていると考えること。例:2ハウスの始まりが蟹座10度だとして、蟹座8度に火星がある場合、実際は火星は1ハウスに滞在するけれど、2ハウスに入っていると考える。
3.私のネイタルの6ハウスに、金星が入っているが、金星は「琥珀」(10月15日生まれ)の太陽星座、天秤座の支配星。
ひとつひとつ見てみます。
トランジットの木星と土星の影響
1.トランジットの木星・土星が水瓶座にあり、ネイタルの6室を刺激していた。
トランジットの木星や土星が、自分のネイタルのホロスコープではどこにあたるか、これをチェックしておくのは大切です。
木星のトランジット
トランジットの木星が滞在するサインと度数が、自分のネイタルホロスコープのどのハウスかチェックしてみましょう。そのハウスの示す分野が、現在恩恵を受けやすい分野になります。そのハウスに天体が入っていれば、そのハウスが受ける影響は更に強くなります。
*昨年の大晦日、トランジットの木星は水瓶座の2度にありました。私のネイタルのホロスコープの水瓶座2度は、6ハウスにあたります。なので、私にとって6ハウスが示す分野は、恩恵を受ける分野だったということです。そして、6ハウスは、勤務・奉仕・健康をあらわすのですが、実はペットも6ハウスで見るという考え方があります。ペットのお世話は、ペットに奉仕することにもなるからです。
ただ、ペットは5ハウスで見るという考えもあります。5ハウスには創造・楽しみのハウス。ペットが楽しみや喜びを与えてくれるととらえれば、5ハウスというのもうなずけます。ペットを6ハウスで見るのか5ハウスで見るのか、それはまったくその方の判断でよいと思います。
私に関していえば、「琥珀」と暮らすことは楽しく喜びでもありますが、琥珀に「奉仕」しているという感覚もあります。
なので、私の場合、「琥珀」に関しては6ハウスで考えるのがしっくりきます。つまり・・・
◇昨年の大晦日、トランジットの木星が水瓶座2度にあり、私のネイタルホロスコープのペットをあらわす「6ハウス」が刺激されて恩恵を受けやすくなっていた。その結果、「琥珀」に出会うことができた、といえると思います。
土星のトランジット
ただ、昨年の大晦日、木星と同時にトランジットの土星も水瓶座にありました。
昨年随分話題になった、グレートコンジャンクション(約20年ごとに起きる木星と土星が重なる配置になること)が冬至のころでしたから、大晦日も木星と土星がコンジャンクション、とても近くにありました。
つまり、私の6ハウスは木星の他にトランジットの土星からも影響を受けていました。
土星は責任を意味します。
なので、トランジットの土星のサインと度数が、自分のネイタルホロスコープのどのハウスになるかチェックするのも大切です。そのハウスが示す分野において、自分が責任を持つようになる事柄が発生しやすいといえるからです。そのハウスに天体が入っていれば、そのハウスが受ける影響は更に強くなります。
大晦日のトランジットの土星も、私の6ハウスを刺激していたので、その分野に関して「責任も伴うことが発生する」可能性が強まっていたといえます。
実際、「琥珀」に対してすごく責任を感じています(当然なことではありますが)。まさにトランジットの土星の影響があったなあと感じます。
◇昨年の大晦日、トランジットの土星が水瓶座にあり、私のネイタルホロスコープのペットをあらわす「6ハウス」が刺激され、責任をもつようなことが発生しやすくなっていた。その結果、「琥珀」というペットの命・幸せに責任を持つことになった・・・ともいえると思います。
トランジットの冥王星の影響
2:トランジットの冥王星が山羊座にあり、「5度前ルール」を適用すると6ハウスに入るネイタルの火星とほぼ重なっていた(コンジャンクション)。
*私のネイタルの火星は5ハウスにありますが、5度前ルールを適用すると、6ハウスになります。ペットは5ハウスか6ハウスで見るわけですが、5ハウスと6ハウスにまたがる火星は、まさにペットについて何かメッセージを私に発しているように思えます。
そして、このネイタルの火星に、トランジットの冥王星が接近。3度差のコンジャンクションをとっていました。
◇トランジットの冥王星がネイタルの天体に重なるとき、そのネイタルの天体やハウスに関わることに関して大きな変容をもたらします。
火星は、外に向かっていくエネルギーを持つ天体。
実行力・挑戦などの意味もあります。
この、山羊座で6ハウスのネイタルの火星に、トランジットの冥王星が重なったということには、どんな意味があったと考えられるでしょう?
山羊座は支配星が土星であり、やはり責任感を示します。
6ハウスをやはりペットに関するハウス考えると、「責任を持ってペットを飼うということに挑戦するよう、トランジットの冥王星が火星にプレッシャーをかけた」・・・という意味にとれます。
その結果、私の生活は「ペットのいない生活」から「ペット中心の生活」に大きく変わったといえます。しかも・・・
この変化は、「琥珀」か私が死ぬときまで続く、大きな不可逆の変化。
もう、以前にはもどれない大きな変化、「変容」です。
ペット、「琥珀」を飼いはじめてから、私の生活は大きく変わりましたし、以前より忙しくなりました。が、それが苦痛ではないのです。
たった3ヶ月前までは、こんな自分を想像できませんでした。
しかも、この変化は私に必要なものだった、そんな気がして仕方がないのです。
支配星がしめすもの
3:私のネイタルの6ハウスには金星が入っており、金星は「琥珀」(10月15日生まれ)の太陽星座、天秤座の支配星である。
*天体は時々、特定の人物を象徴することがあります。
例えば、太陽が父親や夫、月が母親や妻・・・というふうに。
そして、私が一番はっとしたのは、ペットをあらわす6ハウスに金星が入っていた意味に気づいた時。うちの「琥珀」は10月15日生まれ。そう、天秤座。そして、天秤座の支配星は金星!
今までネイタルの6ハウスに金星がある意味が、私にはピンときていませんでした。
6ハウスが主に示す、雇用や勤務、健康に関することに、金星的なわくわく感があるか・・・?
なんとなくちょっと違う・・・。
けれどこの金星は天秤座生まれの「琥珀」のことを表わしていたのかもしれないと気づいた時、これだ!という感覚がありました。とってもしっくりきたのです。
なので、皆さんももし、6ハウスに天体があるけれど、その意味が勤務・労働・健康分野でしっくりこないなら、もしかしたらペットにご縁がある方なのかもしれません!
そして、6ハウスの入っている天体は、あなたのペットやこれから飼うかもしれないペットをあらわしているかもしれません。(ずばり、そのペットの太陽星座の支配星であるかもしれないし、性質をあらわすのかもしれません。)
2021年のトランジット木星・土星・冥王星を活かす
2021年、トランジットの木星&土星は水瓶座、冥王星は山羊座にあります。
ご自分のネイタルのホロスコープの中で、水瓶座や山羊座はどこにありますか?
その場所(ハウス)があらわす分野が、トランジットの木星&土星、冥王星から刺激を受けています。
木星は恩恵を受ける分野、土星は責任を持つことになる分野、冥王星は大きく変容することになる分野。
それらを前もって知っておくと、心の準備もできます。
◎トランジットの木星・土星が現在(2021年3月現在)滞在する水瓶座がご自分の何ハウスになるのか、チェックしてみてください。
「恩恵と責任」を伴うことが、既にそのハウスの分野に関して起きているかもしれませんし、これから起きるのかもしれません。
もしご自分の出生時間がご不明の場合は、水瓶座に天体がないかどうかチェックしてみてください。もし、天体があれば、やはりその天体に関して「恩恵と責任」を伴うできごとが起きる時期ということになります。
◎トランジットの冥王星は、2023年まで山羊座20度後半を逆行も伴いながらうろうろします。トランジットの冥王星が滞在する山羊座がご自分の何ハウスになるのか、チェックしてみてください。
そのハウスがあらわす分野で既に「大きな変化・変容」を、経験されているかもしれません。
またネイタルの天体やアングルが山羊座、特に20度後半にある方は、有無をいわさぬ変化をこの数年で経験されるかもしれません。そして、その変化は、あなたにとって必要な変化だといえます。
どんな変化になるのか、どきどきしますが楽しみでもありますね!
トランジットとネイタルのホロスコープを比べると、やはりいろいろなことがわかるものだなあと、改めて感じました。今後も、もっと自分の人生をふりかえり、トランジットとネイタルの検証もしていきたいと思います!