サビアンシンボル①:サビアンシンボルとは?

使用する占星術

サビアンシンボルとは一体なんでしょうか。

一言でいうと、牡羊座から魚座までの12の星座の度数ひとつひとつに、あてはめられた言葉・フレーズ(まとまった意味を表わすひとつづきの言葉)のことです。

12星座はそれぞれ30度なので、度数は全部で30(度)×12(星座)=360個あります。この1つ1つに、フレーズ(言葉)が紐付けられていて、その度数の持つ意味を詳しく教えてくれるのです。

同じ牡羊座でも、牡羊座の1度と牡羊座の16度では、性質も資質も違うのです。つまりサビアンシンボルを使うことで、よりホロスコープを詳しく読むことができるようになります。

例えば、牡羊座の1度のサビアンシンボルは「女が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く」。意味は「水から上がった女=羊水から地上に出てきた赤ちゃんが、水の中で自分を守ってくれていたアザラシと別れをつげ、ひとりで新しい世界で生きていく,挑戦を始める」。新しい挑戦がこの度数の人のテーマ。

いっぽう、牡羊座16度は「日の入りに踊っている妖精ブラウニー」。

妖精ブラウニーは、茶色っぽい色の服を着た、こっそり人助けもする気のいい妖精。この妖精が、夕暮れの光の中で、ゆったりダンス。くつろいでいるイメージ。つまり、「いったん頑張ってきたことを、ちょっとお休みして休憩する」という意味。そうしたリラックスタイムも必要だよ、ということを人に知らせるという意味もあるかもしれません。

ほんの一例ですが、このように同じ星座でも、度数によって、細かな意味が違うのです。

ただ、気をつけたいのは、その度数だけを切り取って解釈するのは避けるべきということ。この牡羊座1度から魚座30度までの360個のサビアンシンボルは、順につながって意味を持つのです。なので、必ず前後のサビアンも読んで、解釈する必要があるのです♪

さっきあげた牡羊座16度の手前、15度は「毛布を編むインディアン」。「地道にこつこつ努力を続けることで、大きな目標を達成させようとする」ということです。ですから、ここでの「努力して働いた」後に、「妖精ブラウニーがリラックスして踊る」という意味につながるのです。

とはいえ、もちろん、その度数のフレーズそのものが、具体的にメッセージをくれることも多々あります。

また、わたしがサビアンシンボルに惹かれるのは、やはりフレーズ、言葉から広がるイメージが、星からのメッセージをより具体的に自分に引き寄せてくれると感じるからです。

サビアンについては、本当に奥が深いので、簡単には書き切れません。また、改めて、気がついたこと、感じたことを書きたいと思っております♪

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