「ダブル読み」というのは、私が勝手に作った言葉です(..;)
ジオ占星術とヘリオ占星術の両方を使って、星読みをするので、そう名付けました(..;)
ジオ占星術もヘリオ占星術もどちらもとても大切です。ただ、ヘリオ占星術は新しい考え方なので、世界でもヘリオ占星術をどう扱っていいか、悩んでいらっしゃる方が多いです。けれど、幸運にも、日本はヘリオ占星術が一番すすんでいるのではないかと思います。
松村潔先生や森野 御土日古さんなどが、それぞれヘリオ占星術の活用法を確立していらっしゃいます(まだまだ途中なのかもしれませんが)。私は、お二方のヘリオのとらえかた両方、すごくしっくりきたので、自分の星読みにも取り入れさせてもらっています。(松村先生と森野さんのヘリオの捉え方は、大筋は似ていますが、違います。一緒なのは、「ジオとちがって、ヘリオのホロスコープは、いわば魂のままのその人をあらわしている」ということ。けれど、その他の天体の使い方、アスペクトの考え方などはいろいろ異なります。)
ヘリオ占星術は、魂をあらわす。
ジオ占星術は、現実社会を生きるさまをあらわす。
魂と現実、両方大切です。魂を輝かせることで、現実も輝くようになる!というのが、私の考えです。なので「ダブル読み」で、魂も現実も輝かせるヒントをお伝えできればいいなと思っております♪
さて、具体的にどう、2つの占星術を使って星読みを行うのか、ざっとご説明いたします♪
「ダブル読み」プロセス
❶ まず、ヘリオのアスペクトで、全体的な魂のムードを読みます。
*「穏やかそうな人生を望んでいそうだ」とか「けっこう厳しい状況をくぐりぬける感じ」など。
❷ 次は、ジオのホロスコープで「年齢域確認・区分読み・アングル確認」をします。
(ただし、アングル確認は、出生時刻がわかっているときのみできます。)
ここで、基本的な人柄・考え方・資質・能力」などを読みます。
*「年齢域確認」とは、年齢ごとにそのときの自分をあらわす惑星が決まっているので、現在、どの惑星が自分に大きな影響を与えているのかを、確認しておくことです。
0歳~7歳ころ 月
7歳~15歳ころ 水星
15歳~24歳ころ 金星
24歳~34歳ころ 太陽
34歳~45歳ころ 火星
45歳~57歳ころ 木星
57歳~70歳ころ 土星
70歳~84歳ころ 天王星
84歳以上 海王星
死の瞬間、その後 冥王星
*「区分読み」には、4区分、3区分、2区分、自他区分、視点区分、人生観区分の6つがあります。
① 4区分では、エネルギーの形を読みます。火・地・風・水の4つの形があります。
② 3区分では、エネルギーの動きを読みます。活動宮・固定宮・柔軟宮の3つの動きがあります。
③ 2区分では、エネルギーの方向性を読みます。能動タイプ(火と風)か受動タイプ(地と水)の2つがあります。
④ 自他区分では、自分で決めて自分でやっていく自立タイプか(火と地)、他人との関係の中で自分を表現していきたいタイプか(風と水)を読むことができます。
⑤ 視点区分では、太陽・月・アセンダント(アセンダントは出生時刻が不明の場合は出すことができません。)から、その人やグループが、世界を誰の視点から見ているかを読みます。
「わたし」・「あなた」・「みんな」の3つがあります。
⑥ 人生観区分では、やはり太陽・月・アセンダント(アセンダントは出生時刻が不明の場合は出すことができません。)から、その人やグループがどんなふうに、人生を見ているか、人生観を読むことができます。7つにわかれます。
⑴ 幸せでなきゃ! ⑵ 調和が大切! ⑶ 努力すべき! ⑷ 突き進もう! ⑸ 何か足りない! ⑹ 自分らしく! ⑺ 思いを大切に!
☆これらの区分を読み解くだけでも、その人やグループの資質・性質などを読むことができます。
もし、生まれた時刻がわかっていたら、アングルもあわせて確認します。
アングルは、生まれた時刻の天の、東・西・南・北にどの星座があったかで、その人の他人から見た自分や、求める交友関係、人生で目指すもの、自分の魂の奥などを読むことができます。
❸ ジオのホロスコープのアスペクトや天体の配置確認
❹ ジオの土星で、人生の課題確認
❺ ヘリオの地球で、生まれた目的確認
❻ ヘリオの水星で、生まれた目的を達成するときに活用できる能力や人生の方向性を確認
❼ ヘリオ全体のアスペクト最終確認
❽ ヘリオの地球をジオのホロスコープに置く。ジオで、ヘリオの地球はどんな環境にあるか。
❾ ジオのプログレスの新月で、人生のテーマを読む。
ざっと以上のような形で、星読みを行います。(その方のホロスコープの特徴によって、微妙にプロセスが変わることもあります。)
*サビアンシンボルは、少なくとも❸❹❺で必ず使います。
これが、今一番しっくりくる「人を読む」ための「星読み」になります。
ただ今後、変更の可能性もあります(..;)。
星読みの勉強を続けていくうちに、もっとしっくりくる方法を思いつくかもしれません😊
いつも、一番いい形で、星読みをしていきたいと思っております。