サビアンシンボル②:どうやって作られたのか?

使用する占星術

1920年代、アメリカにマーク・エドモンド・ジョーンズという占星術研究家がいました。彼は、最初、別の占い師が作った、占星術における度数のシンボルというものに興味を持ちました。けれど、彼は自ら、もっと融通の利く普遍的なシンボルを作ることができないか考えました。そこで、彼はエルシー・フィラーという女性に協力を頼みました。エルシーはいわゆるチャネラーでした。ある日、カリフォルニア州サンディエゴの公園で、二人はチャネリングによるシンボルの作成に取り組みました。

マークは、星座と度数だけ書いた紙、360枚を裏向きにシャッフルしました。そして、そこから1枚ずつランダムにエルシーに渡したのです。エルシーは、紙を渡された時に見えたビジョンをマークに伝え、マークはいそいでそれらを書き留めていきました。こうして、書き留められた言葉が基になって、サビアンシンボルが作られたのです。

その後、マークが発表したサビアンシンボルを研究し、まとめたのがディーン・ルディアでした。

現在は、マークの発表した、ジョーンズ版とディーンの発表したルディア版があります。ジョーンズ版のほうがシンプルで力強く、ルディア版のほうが、より叙情的で多少長いです。もちろん、ほとんど変わらないものもあります。

 私は、松村潔先生の「愛蔵版 サビアン占星術」をバイブルとしています。この本では、松村先生は、ジョーンズ版を基にしていらっしゃいますので、私もジョーンズ版を使用していることになります。ただ、先生とサビアンの最初の出会いは、ルディア版だったそうで、最初のサビアンについての本「神秘のサビアン占星術」は、ルディア版を基に書かれています。(この本はもう絶版で、入手が困難です(T-T))

それから、私は、先生の本だけではなく、国内・海外のサビアンに詳しいサイトで解釈を見たりもします。自分でいいと思う解釈に出会うまで、あちこちチェックしたりしています。

その中でも、とっても素晴らしいサイトをご紹介しますね♪

「すたくろ」さんのサイト

「すたくろ」
スター・クロック・ワーク〜サビアン占星術&西洋占星術〜*最新講座情報*2019年度 サビアンシンボル講座 全12回 単発参加OK第一弾 サビアンシンボル講座〜魚座編〜13:15〜16:452019年講座は終了しました。ありがとうござ

「すたくろ」さんのプロフィールを読んでいて、最初サビアンシンボルについて感じてらっしゃったことが、自分と似ているなあと嬉しく思いました。もちろん、サビアンシンボルについてのご理解が本当に素晴らしく、とても勉強になります♪

私も、はじめ、サビアンシンボルって、ウソっぽいと言うか、占星術なのにチャネリングでシンボルを作ったってどういうこと?と、胡散臭く思っていたのです。けれど、ヘリオ占星術での自分の惑星のサビアンシンボルを読んだときや、プログレスの新月でサビアンシンボルを読んだときにずばり、驚くほど状況にぴったりな言葉が書かれていることが多くて、これは馬鹿にできない、いや、馬鹿にしてはいけない、積極的に使うべしっ!と、思いっきりサビアンスイッチがオンに!

ちなみに、サビアンという名前は、古代メソポタミア文明のユーフラテス川沿いのハラン(西洋占星術発祥の地とも言われる)に住む、錬金術師たちのことだったそうです。マークは、エルシーがチャネリングしたのは、このサビアンたちとだったと考えたのです。

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