プログレスの新月③:人生のテーマとは? 8つのステージとは? 

使用する占星術

30年間続くプログレスの新月

 プログレスの新月は、その後約30年間の人生のテーマをあらわすといわれます。プログレスの新月が、どのサインの何度でおきたかがわかれば、サビアンシンボルを使って、テーマを詳しく読むことができます。また、出生時刻が分かっている方であれば、プログレスの新月のおきたハウスからも、もっと詳しくテーマを読み解くことができます。もちろん、どのサインでプログレスの新月がおきたかということだけでも、大まかな人生のテーマがわかります。

サビアンシンボルについては、下記で詳しく説明しております。
 サビアンシンボル①:サビアンシンボルとは? 
 https://hoshiyomi-hitoyomi.com/methods/209/

プログレスの新月にはどういう意味があるか、その調べ方やサイン別のテーマは下記で説明しており ます。よかったら、ごらんになってみてください。

 プログレスの新月① プログレスの新月とは? 「嵐」大野智さんを例に♪
 https://hoshiyomi-hitoyomi.com/methods/225/
 プログレスの新月② 調べ方とサイン別の人生のテーマ
 https://hoshiyomi-hitoyomi.com/methods/388/

人生のテーマとは?

 ところで、人生のテーマとはなんでしょうか?

 それは、ご本人も気がつかないうちに、いつしか目指しているテーマということができます。つまり、そういうテーマを目指すような出来事が身の回りで起きたり、そういうテーマに取り組まざるを得ないような環境におかれることになるのです。

 例えば、トランプさんのプログレスの新月を見てみましょう。

 トランプさんの、一番最近のプログレスの新月は2019年、乙女座 3度で起きました。このサビアンシンボルが、『 白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供』です。これを目にしたとき、とても驚きました。このサビアンシンボルが、今のトランプさんにぴったりなテーマを示していたと感じたのです。
 このサビアンシンボルがあらわす人生のテーマは、「偏見や不平等をなくす」ということです。つまり、「全ての人を平等に扱う」というのが、2019年から始まったトランプさんの人生のテーマだったのです。
 2020年の大統領選挙では、およそ90%のいわゆる黒人さんが、バイデンさんに投票したといわれています。黒人の方が、必要もなく命を落とすことが続き、それがトランプ政権のせいだと考えたかたが多かったのだと思います。本当に、それらが全てトランプ政権のせいだったかは、私にはわかりません。また、このシンボルが、トランプさんが差別主義者だといっているわけではありません。単に、このテーマに取り組むような状況におかれるということなのです。実際、このテーマに関することが政治家としてのトランプさんの大きな課題になったことは明らかだと思います。

・・・といった感じで、プログレスの新月は、わたしたちが人生を歩む上で、フォーカスすべき事柄を教えてくれるのです。

30年間を、8つのステージでとらえる

 しかし、1つのプログレスの新月と次のプログレスの新月までは、約30年間もあります。30年間もの間、いつも同じ調子でそのテーマに取り組めばいいわけではありません。
 その30年間は、テーマの始まりと終わりのプロセスであり、大きく8つの期間(ステージ)にわけられると考えます。(新月、三日月、半月、満月といった、月の見え方から星読みをする、月相という考え方に基づいて、分けています。そして、Astrodienst という、プログレスの新月を調べる方法の時に紹介したHPの中にも、やはり月相の8つの段階によって、プログレスの新月を考えている方の記述がありましたので、それも参考にさせていただきました。月相についてもあらためて記事を書く予定です♪)
 それぞれの期間(ステージ)は約3年半~4年間となります。
 ご自分が、今プログレスの新月のどのステージにいるのかを知ることは、大きな意味があるように思います。
 *以下のそれぞれの期間(ステージ)のネーミングは、私が勝手につけたものなので、今後変更するかもしれません。

1⃣ 混沌期(プログレスの新月の始まり~約4年前後)

 新しく始まった人生のテーマを、まだはっきりと 自覚できていない状態。どういうふうに今後生きていけば良いか、手探りの状態。理由もなく、不安定な気分になることもあるが、自分を見つめ直すことで次に進むべき道がわかってくる。自分の安心できる場所で過ごすことも、助けになる。

2⃣ 挑戦期(約4年~約7年前後) 

 まだ明確な方向や目標は見つかっていなくても、新しいことにどんどん挑戦したくなる。しかし、勢いはあるけれど、試行錯誤をくりかえしながら進んで行く状況。まだ、未熟な状態なので、お手本となる師が必要となる。まだまだ評価を受ける時期ではない。焦らずに、一歩一歩進んでいけば大丈夫。 

3⃣ 葛藤期(約7年~約11年前後) 

 前の挑戦期で始めたことを、もっと本格的に進めていくとき。ただ、順調に物事が進むときばかりではない。いろいろな葛藤・対立が起きることもある。自分ひとりで解決するのは難しい。自分をサポートしてくれる味方を見つけるといい。

4⃣ 期待期(約11年~約15年前後)

 それまでの挑戦が、実を結びつつある。気持ちも充実するとき。しかし、油断はできない。思いもかけないチャンスがめぐってくることもあれば、思いもよらぬ問題が起きてくることもある。しかし、忍耐強く自分を信じて進んでいくことで、素晴らしい結果を期待できる時。

5⃣ 達成期(約15年~約19年前後)

 これまでの努力が実を結び、約15年前に始めた自分の人生のテーマを、きちんとやりきったという満足感を味わえる時。また、客観的に,自分を評価できる。興奮というより、冷静に達成感を味わう時期。ただ、いっぽう、それまでの取り組み方がうまくいかなかった場合は、逆に、おおいに失望を味わう時期でもある。

6⃣ 満足期(約19年~約23年前後)

 プログレスの新月の前半が終了し、後半に移行する時期。自分が経験してきたこと、テーマに取り組んできた結果、得られた知識や知恵を他の人に伝え、シェアしていく時期。それによって、他の人を導き、育てることができる。穏やかで、満足感のある時期。

7⃣ 奉仕期(約23年~約27年前後)

 さらにどんどん自分の経験や智恵を積極的に社会に還元していく時期。個人の幸せより、社会全体の幸せとは何か、深く考えるようになる時でもある。それまでの自分の人生のあり方や自分自身について、これでよかったのかなどと考え出すようになる。

8⃣ 移行期(約27年~約30年前後)

 新しいプログレスの新月が近づき、新しい人生のテーマが始まる直前の時期。自分でも理由がわからないのに、気持ちが揺れていろいろなことに、迷いが生じやすくなる。それは、もうすぐ新しい人生のテーマが始まるのを、無意識に感じているからかもしれません。しかし、気持ちが不安定になるのは,この時期には珍しくないこと。無理をせず、新しいプログレスの新月に向かって、淡々と過ごしていけば大丈夫。

 この8つの時期でいうと、トランプさんはまだ1⃣の混沌期が始まったばかり。(2020年11月現在)まだまだ手探りの状況。今後、先ほどあげたテーマに取り組まれることで、政治家としても実業家としても、また個人としてもトランプさんの人生がさらに実りあるものになっていくのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました