大林三佐子さんの最後の想いを読む ~ルノルマン&ホロスコープ~

亡くなった方の想い

大林三佐子さんとは・・・

昨年(2020年)11月、渋谷区のとあるバス停でお亡くなりになった大林三佐子さんのお名前を聞いたことがおありになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

NHKでも、今年5月に「事件の涙 たどりついたバス停で〜ある女性ホームレスの死〜」というドキュメンタリー番組が放送されました。

大きな目で快活そうに笑う、とてもチャーミングで素敵な若い女性。それが若い頃の大林さん。その写真の中で、大林さんはまるでアイドルのようにきらきら輝いていて、その笑顔からは未来への希望と信頼が感じられます。まさか、40年後、ご自分があのような最期を迎えられることになるとは、これっぽっちも予想だにされなかったことでしょう。そして、それは周囲の方も同じだったことでしょう。

もし、もっとよい人とご結婚されていたら・・・。(お相手のDVが理由で離婚されたとのこと)

もし、生活保護を申請されていたら・・・。(申請時、ご家族に連絡がいくので、避けられたのでしょう)

もし、誰かに救いを求められていたら・・・。(頑張り屋さんでプライドも高い方だったのではないでしょうか)

数多くの「もし」を考えてしまいます。

真面目に生きていらした大林さん。仕事にも一生懸命取り組んでいらした大林さん。収入が入ったら、あわてて税金を振り込みにいかれていた大林さん。そんな方が、なぜ孤独に、やっと見つけた夜の居場所で命を落とさなければならなかったのか。犯人の男性だけの問題ではありません。わたしたちの社会には、落とし穴がいくつもあって、そこに落ちてしまうと、なかなか抜け出せない仕組みがあるのでしょう。それを、変えていけるよう、自分でできることを考えてみたい、そう思います。

さて、大林さんがお亡くなりになられたときどんな思いをもたれていたのでしょうか。とても、気になって、ルノルマンカードとホロスコープから、そのお気持ちを読み取ってみました。(しばらく前からルノルマンカードを習っており、勉強中です。)

大林さんの想いを、ルノルマンと星から読む

亡くなる、この世界から旅立つというのは、別の視点で見れば「新しい世界=魂の世界での誕生」です。つまり、亡くなった時のホロスコープは、魂の世界でお生まれになったときのホロスコープでもあるのです。

ルノルマンから読み取った想い

まず、ルノルマンカードで1枚びきをしてみました。

「お亡くなりになったときの、大林さんのお気持ちはどんなお気持ちだったでしょうか?」

すると・・・「花束」!

これは、ご自分が一生懸命生きていらしたことに対する、ご自分をほめたたえて、ねぎらうお気持ちと、魂の世界へ誕生するご自分への祝福のお気持ちなのではないでしょうか。

大林さんは、ご自分の人生を誇らしく思われて旅立たれた、そんな気がします。

ホロスコープから読み取った想い

そして、これがお亡くなりになったときのホロスコープです。

このホロスコープを見たときに、はっとして思わず涙があふれてきました。

ASC(アセンダント)のすぐ上に金星が輝いています。アナウンサーや声優に憧れていらしたという大林さん。そのキラキラした夢や希望を大切に胸に抱いて旅立たれたそう感じたからです。大林さんにとって、その夢はいつまでもとても大切なものだったのではないでしょうか。

夢が実現するかしないか、それが一番大切なのではなく、何かを追い求め夢を見るわくわくする気持ち、希望を持って生きていくことが出来るかどうか、それが本当はもっとも大切なのではないでしょうか。そういうキラキラした想いがあれば、人は輝きます。そして、その輝きが、最初の夢とは違っても、別の形でその人を更に美しく輝かせてくれる環境に導いてくれる・・・・そんな気がします。

大林さんは、最後の最後まで美しい希望を胸に抱いていらっしゃった。本当に素晴らしい、美しい方でした。

ドラゴンテイルが教えてくれる、悔いなく取り組まれてきたこと

その方が亡くなった時、ドラゴンテイルがどこにあったか、そこからその方が今生で悔いなく取り組まれたことを読み取ることができます

大林さんがお亡くなりになったとき、ドラゴンテイルは2ハウス。射手座20度

2ハウスは、ご自分の才能や生活のための収入を得る方法などを表すところ。そして、射手座20度に対応するサビアンシンボルは、「借りた眼鏡をかけている子供と犬」「自分の持てるもの全てを使って、限界までチャレンジする」という意味です。

まさに、大林さんは、夢を叶えるため、ご自分の才能を磨くための活動や(市民劇団に入られたり)、試食販売などの仕事をまじめに取り組んで、生活を立て直そうと努力されてこられました。そこに、全く悔いはなかった、そういう想いで旅立たれたのだと思います。

まとめ:大林さんの最期の想い

ルノルマンカードの花束と、ホロスコープASC(アセンダント)上の金星。これらは、、大林さんが、非常に美しく輝く、暖かい光を胸に抱いて旅立たれたことを物語っているように思います。

精一杯,自分なりに夢に向かって努力し頑張られたこと。生活のため、人に頼らずご自分で何とかしようと一生懸命に真面目に働いていらしたこと。そこに悔いは全くなく、ご自分の人生を誇りに思われ、そして、ご自分をほめたたえて旅立たれた。また、自分が目指した夢や情熱を今も大切に胸に抱かれて。

大林さんが、こんな美しい想いを胸に旅立たれたことに、心が震えました。

しかし、同時に、大林さんの死がなげかけた課題、問いかけ(真面目に生きていても、居場所がなくなる…そんな世の中あってよいのか?)を、私たちは絶対忘れてはいけない、そう思います。

いつか、広島のお寺に眠っていらっしゃる大林さんに手を合わせにも行きたい・・・そう思っています。(どちらのお寺かはわからないのですが・・・)

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