「気になるあの方」を読む ④:トランプさんとバイデンさんを、プログレスの新月から読む

「気になるあの方」を読む

トランプさんとバイデンさんの プログレスの新月は? 人生のテーマは?

バイデンさんの勝利が伝えられるアメリカ大統領選挙。しかし、トランプさんも法廷で争う構えのよう(11月10日現在)で、これからどうなるのか、気になります。

さて、以前、twitterで、トランプさんの現在のプログレスの新月について、ツイートしたことがあります。そのとき、とても興味深い結果だったので驚いたのを覚えています。そして今回、バイデン候補のプログレスの新月(以降P新月)も読んでみたのですが、またちょっとびっくりする内容となりました。

トランプさんのプログレスの新月

 トランプさん、1946年6月14日ニューヨーク生まれ(出生時刻不明)。P新月は、出生時刻が不明でも出すことができます。トランプさんの一番最近のP新月が起きたのは、2019年、乙女座の3度。このP新月は2049年までです。トランプさんが103歳のときまでとなります。なので、このP新月が、トランプさんの人生で最後のP新月となると思われます。

トランプさんのジオのホロスコープ

 さて、このトランプさんのP新月のサビアンシンボルが、前回どっきりさせられたのでした。ずばり「白人の子供たちと遊ぶ黒人の子供」なのです。このシンボルが示すのは、「偏見や差別を正し、全ての人が平等に扱われることを目指す」ということです。今回の大統領選挙では、いわゆるアフリカ系の人たちの90%がバイデンさんに投票したと聞きました。各地で起きた、黒人さんが必要もなく命を落とすという事件に、怒りを抱き現在の政権のあり方に不満を持つ方がとても多いのだと聞きます。私は,アメリカ政治に詳しくないので、今の政権が悪いのか、トランプさんが本当に差別主義者なのかはわかりません。また、このテーマが、トランプさんが差別主義者だと言っているわけでもありませんので、誤解されませんよう(..;)。単に、こういうテーマをトランプさんが必要とする状況になる、ということなのです。実際、選挙戦の結果を見ると、このP新月の示すテーマ「偏見や差別を正し、全ての人が平等に扱われることを目指す」が、トランプさんには本当に重要なテーマだったといえると思います。
 ただ、トランプさんのこのP新月は昨年始まったばかり。約30年間のP新月期間を、私は8つに分けて考えていますが、その1番最初のステージ。まだまだ、そのテーマに向き合うにはどうしたらよいか、そもそもこのテーマに取り組むべきだということすら、認識はされていないのかもしれません。

 ところでトランプさん、今のP新月の前は、どんなP新月,人生のテーマをたどってこられたのでしょう。
 前回のP新月は、獅子座4度で起きています。期間は1990年(44歳)~2019年(73歳)でした。このサビアンシンボルは「絶壁の端にある岩の塊」。安心して進んでいた道が実は絶壁につながっていた。しかも、眼前には巨大な岩も邪魔している・・・。「ほら話のようなスケールの大きな夢をもつけれど、大きな困難が立ちはだかる。これを乗り越え夢を実現する」というのが、このときの人生のテーマだったといえます。トランプさんが40代50代の頃は、周囲の人は誰もトランプさんが大統領になれるとは思ってもいなかったことでしょう。もしかしたら、ご自身は「いつか大統領に!」と考えていらっしゃったのかもしれませんが・・・。もしそうだったのなら、その夢を見事叶えられたのはすごいですね。

バイデンさんのプログレス新月

さて、バイデンさんは、1942年11月20日、ペンシルバニア生まれ(出生時刻不明)。バイデンさんの現在のP新月が起きたのは、やはり2019年!、トランプさんと同じなのです。生まれた年も、日時も場所も違うのに、P新月が同じ時期におこっています。これはとても珍しいです。なので、おふたりの因縁めいたものを感じ、とても驚いたのです。

バイデンさんのジオのホロスコープ

 バイデンさんのP新月は、水瓶座の15度。サビアンシンボルは「机に座っている偉大なビジネスマン」。原文は“A big businessman at his desk”です。“big businessman”は、「大物実業家」といった印象です。このシンボルが表す、人生のテーマは「国際問題や地球全体の環境問題など、大きな視野で物事を見て計画を立て実行する」ということになります。まさに、環境問題に重きをおくバイデンさんの姿勢が、すでにこのテーマに取り組んでいらっしゃるようにも見えます。ただ、松村潔先生の『神秘のサビアン占星術』によると、ヒトラーの民族選別計画などもこの度数に関係していると考えられるそうなので、良い方向にこのテーマを活用していただきたいですね。

 バイデンさんの以前のP新月は、1989年(47歳)~2019年まで。山羊座の15度。サビアンシンボルは「体操着の少年少女」。「心と体のバランスの良い状態を保ち、正常な判断力をもった人間を育成する」というような意味になります。バイデンさんは、1988年に脳動脈瘤が破裂して一時危篤状態に陥られたそうです。1989年から始まったP新月のテーマ、「心と体のバランス良い状態を保つ」ということは、実際にその通りだったのですね。

以上、トランプさんとバイデンさんをP新月から、星読みしてみました。

大事な大統領選挙戦の前年に、くしくもそれぞれ新しいプログレスの新月を迎えたおふたり。因縁のようなものを感じた次第です。

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